2016年12月20日火曜日

ギャラリー猫屋の今泉さんからの留学レポート その2

「ポーランドのくらし」 

日本との時差8時間のヨーロッパの素敵な国です。
滞在したポズナンという街は、国内5番目の規模で、
その中に芸大、音大、医大、経済、工業の大学と、
本当にいっぱい立派な大学があります。

言葉はポーランド語で、もう難し過ぎて、簡単な挨拶くらいしか使えませんでした。
しかし英語を話せる人が多く、そんなに困りませんでした。
年配の人は、ロシア語やドイツ語を話せるようです。
長い厳しい歴史があったようです。
ロシア、プロシア、オーストリアに国が分割されて123年間国が消滅し、復活し、
第二次大戦でまたドイツに占領され、戦後は共産主義体制になり、1989年に自由主義に変わってまだ30年弱!

住んでいたのは、学生寮。
なんと男子寮、女子寮なんて区分けはなく、みんな一緒に入っています。
私達は年配の夫婦なので、キッチン、バス、トイレ付きの広い特別室。
本当に快適で有り難かったです。学生は、3人部屋のようです。

物価はとても安く、日本の約半分、特に果物は豊富で美味しかったです。
交通は、車、電車、バス、トラム、自転車。渋滞もなく便利なのが路面電車のトラムです。
自転車は専用道が整備されています。トラムには、自転車もそのままで載せられるし、乳母車専用のスペースも用意されています。
人がいっぱいでも、乳母車に子供を載せて乗ってくる人が優先されて、みんなスペースを譲ります。車いすの人も、一人で出かけているのを何度も見かけました。普通に助け合っています。テレビですが、お年寄りはTVをよく見るそうですが、若い人はあまりTVを見ないようです。TVを持たない暮らし、でも、パソコンやネットは行き渡っていて、トラムの切符もほとんどが電子化されています。