2015年8月12日水曜日

大学院宮古島研修 (続き)

さて宮古島で、ブー(苧麻)績みの続きです。


糸を績むためには苧麻の茎から繊維だけを取り出します。
耳貝という貝の殻で苧麻の余分なものをこそげ取ります。




次に繊維を細く裂いていきます。

指に水を付け、湿り気を与えた繊維を爪で割ります。
裂いた繊維は見えやすいよう、黒い布の上に並べていきます。
細く長く裂くのは難しく、根気のいる作業です。

次は繋いだ繊維に撚り掛けです。
糸車で撚りをかけていきます。


指導してくださった羽地先生やお手伝いをしてくださった皆様、ありがとうございました。この糸績みだけでも、とても大変な作業です。

新里先生のところで見せてもらった、輝くような糸はこのような作業を経て出来ているのだということがよく分かりました。

さて作業の後はお楽しみです。
宮古の美味しいお豆腐を買って来てくださいました。



オボロ豆腐は少し暖めていただきます。

取れ立てのアオサを載せて食べる豆腐は、言葉も出ない美味しさです。




今回の研修旅行は、苧麻の勉強をして、美味しい物を食べて、そしてものつくりについてとても大切なことを教えてもらいました。
宮古島の皆様、ありがとうございました。
大学院の皆さん、お疲れさまでした。

(高木)