2014年7月24日木曜日

祇園祭 後祭

祇園祭の後祭に行ってきました。

先日の藤井先生レクチャーに出てきた、鉾の前掛や見送りの名品、ご神体の人形が巡行までの間、お会所と言われる処に展示されています。

鈴鹿山です。まだ懸装品は掛かっていません。


役行者山です。















役行者山のご神体です。













































役行者山のお会所の奥には大きな岩が鎮座しています。撫でると肩こりが楽になるそうです。

鯉山です。































鯉山の鯉の人形は左甚五郎作と伝えられています。立派な見送りは調査で16世紀のベルギー製と判別したものです。





























いつもちまきを買う黒主山です。



















黒主山は大伴黒主の人形が桜の樹を見上げるように立ちます。









黒主山のちまきは桜の花の造花がついています。










この造花だけをかざっても泥棒除けになるそうです。ちまきはそれぞれの場所によって趣向が凝らされています。いろいろなちまきを見て歩くのも楽しみです。





橋弁慶山です。















ここは立派な弁慶と牛若丸の人形が有名な山です。

















見送りも綴織でしょうか?
















後祭は露店が出ていなかったのでとても歩きやすく、祇園祭という大きなお祭りなのにひなびた印象を受けました。

日が落ちて少し涼しくなった鉾街を目当てのちまきを求めて歩くのはとても楽しい体験です。やはりその時は浴衣が似合うと思います。

来年は是非、ご自分で染めた浴衣と織った帯を身に付けそぞろ歩きを楽しんで欲しいと思います。(高木光司)